4社のシステムを比較検討、最終的にLEALAを選んだ理由。
〜システム選定の失敗を避けるために、弁護士が語る選定基準〜


弁護士法人PLAZA総合法律事務所
- 企業法務系事務所
- 事務所規模:20名以上
副代表弁護士/東京事務所所長 京谷周弁護士
- 課題背景
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案件情報が属人化・分散し、必要な情報がどこにあるか分からず、信頼できるデータとして活用できていなかった。
他ツールとの情報が分断され、事務所全体の情報を一元管理できていなかった。
案件ごとの進捗や経営数値を感覚的にしか把握できず、データに基づいた的確な判断が困難な状態だった。
- 導入効果
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案件の進捗が一覧で可視化され、対応遅延のリスクがある案件を発見しやすくなり、業務効率が向上した。
紹介元別の売上や顧問業務の実働時間が可視化され、データに基づく客観的な経営判断が可能になった。
場所を問わず同じ画面で業務ができ、弁護士・事務局ともにスムーズなテレワーク体制を実現できた。
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東京都と札幌に拠点を持つ弁護士法人PLAZA総合法律事務所では、2023年より業務基幹システムとして「LEALA(レアラ)」を導入。従来使用していたシステムでの運用に課題を感じ、業務情報の一元化と活用を見据えて選定した。
東京事務所の弁護士・京谷先生と事務局の工藤様にインタビューにご協力いただき、導入前の課題から検討プロセス、LEALA導入後の効果、そして今後の展望までをご紹介します。
導入のきっかけは現場の違和感
LEALA導入以前、事務所ではkintoneを利用していた。汎用性の高いツールではあったが、前代表が独自に構築したものであり、情報が整理されず、属人化していたという。その影響は日々の業務だけでなく、事務所全体の経営にも影を落としていた。
京谷先生:「kintone自体はすごく汎用性の高いソフトです。ただ、自分でカスタマイズして運用していたので、つぎはぎ感が強かったんです。せっかくいろんなことができるのに、全然使いこなせていなかった。また、情報がバラバラになっていて、検索しようにも何がどこにあるかわからないという感じでしたね。誰がどのように入力したかが統一されていないと案件ごとの管理や経営数値の把握にしても信頼できるデータとして活用できないので、早めに見直す必要があると感じていました。」
カスタマイズ性と話を聞いてくれる姿勢が決め手に
業務基盤の刷新に向けて、複数のシステムを検討した。LEALAが他の製品と比べて印象的だったのは、既存の型に当てはめるのではなく、事務所の業務に合わせて柔軟に対応してくれるという姿勢だった。
京谷先生:「LEALAも含めて4つくらい候補がありました。それぞれ弁護士が弁護士のために作ったという雰囲気があり、魅力的な部分も多かったです。ただ、その中でもLEALAが良いと思ったのは、やはりSalesforceが基盤になっていたこととカスタマイズ性の高さでした。他の製品は、機能が固まっていてこう使ってくださいというスタンスが強い印象があったのですが、LEALAはそうではなくて、法律事務所に合うように設計しましょうというアプローチだったのがありがたかったです。」
Salesforceの信頼性と他ツールとの連携のしやすさ
Salesforceを基盤とすることの意義は、業務システムに対する信頼性・拡張性の観点でも大きかった。
京谷先生:「Salesforceという信頼できるプラットフォームを開発基盤に採用しているのは、運用を任せる上で安心感がありました。これは他の独自開発システムにはない強みだと思います。うちではSansanやマネーフォワードなどのクラウドサービスも使っていたので、それらと連携しやすいというのも魅力でしたね。LEALAを基幹システムに据えることで、情報を一箇所に集約できるイメージが持てました。」